えび茶ゾーン

2014年11月17日

第929回


 一日は24時間しかない。この限られた時間を、食事、睡眠、家事、そして仕事(学生は将来のための勉学)などの生きるために必要な活動に割く。24時間からこの生活必需時間を除いた余りが余暇時間であり、その時間に行うのが余暇活動である。余りという表現はネガティブだが、私たちが自由に使える貴重な時間であり、有意義な活動である。例えば、仕事や勉学を忘れて、スポーツや芸術に没頭する。その結果、心身ともにリフレッシュできる。仕事や勉学以外のことで達成感や充実感を得ることもできる。つまり、生きるために必要な活動を促進するための裏番組が組まれているのが余暇時間である。この時間に行う活動が生活を豊かにしており、この時間を欠くと私たちの生活の質が低下する。

 さて、皆さんがSNSに費やしている時間は、当然ながら生きるために欠かせない時間ではなく、余暇時間である。では、その時間は、皆さんの生活を豊かにしているだろうか。仕事や勉学がはかどるような補助的な機能を果たしているだろうか。

 息抜きやネットワーキングに役立つ活動であれば良いのだが、不必要に時間を費やす不毛な活動になっていることも少なくないであろう。「○○さんがxxを食べた」とか、「△△くんが電車の中で□□を見た」とか。そんなことを確認して、反応することは、皆さんの生活にどのような価値をもたらすのだろうか。少なくとも、生活必需時間である仕事や授業の時間を侵してまで、没頭することではないだろう。 (HM)