えび茶ゾーン

2015年6月15日

第944回

 

 情報過多の現在、私たちは「ホンモノ」と「ニセモノ」の判断が瞬間的にできなくなってきている。それ故に、自身でその区別を正確に行うためには何が必要かを深く考え、それを身に付けなくてはならないのである。

 

 一体それは何か…。一つ目は、ライブという「ホンモノ」を体験することである。これは、美術作品でもよい、芸能人のコンサートでもよい、スポーツ観戦でもよい、何でもよい…。自身の感覚器を最大限に使って、感覚器を鍛え体に「ホンモノ」を染み込ませることである。日常的にテレビ・パソコンやスマートフォンの画面などから大量の情報は入ってきたとしても、自身の感覚器の性能を格段に高めることはできない。一方ライブでは、「ホンモノ」にダイレクトに触れることから、その感覚器は瞬く間に鍛えられ、「ニセモノ」との違いを判断できるのである。二つ目は知識である。多くの知識を持っていることにより、正しく判断をすることができる。今皆さんはこの二つを実行すべきであると考える。


 大学は時間的余裕がある時期である。小さな画面を見ていることも時にはよいが、自身を磨くために大いに外に目を向け、大いに学び、「ホンモノ」を体験することである。人間の付き合い方もまた同じである。大人の私でさえ「ホンモノ」でない人と出会うことがある。後に自身の感覚器が鍛えられていたことに気づく。「ニセモノ」の人間を見極められずについて行ったら、あなたは「ニセモノ」になってしまう。「ホンモノ」と「ニセモノ」の区別をつけるための時間を費やしてほしい。(M)