早大生が行く(旧「現場レポート」)

2015年10月19日

  • ▲法学部2年 阿部 直人

  • ▲炎天下での草刈りは、学生でも厳しいものがあります……

「ブルーベリーと俺の夏」

 

法学部2年
阿部 直人(あべ なおと)

 

 私たちが活動する福井県坂井市三国町は、景勝地「東尋坊(とうじんぼう)」や温泉、カニなどの海の幸をはじめ、山と海から豊かな恵みを受ける地域です。今回の8月ツアーでは、もともと耕作放棄地だったブルーベリー畑の草刈りと、収穫したブルーベリーからジャムを作るという作業を主に行いました。

 

 耕作放棄地の問題は、あまり実感が湧かない問題ですが、その影響は深刻です。全国の放棄地面積は、埼玉県の面積とほぼ同じ39万haに上り、畑が少なくなれば、食糧自給率が下がっていく一方です。「学生が何か少しでも、この問題の改善に貢献できることはないか」という思いで、栽培が比較的簡単なブルーベリーを私たちは育てています。

 

 真夏の太陽がじりじりと照りつける中での草刈りは、かなり体にこたえる上、刈払機(写真)を使っているため、刈刃の扱いに常に注意しておかなければなりません。しかし、ふと頭を上げたときに吹き抜ける、爽やかな風の気持ち良さは、何物にも替え難いものです。また、自分たちの手で肥料や土の手入れをしたブルーベリーが、日差しを浴びて立派に成長しているのを見ると、非常に感慨深いものがあります。今年は実を6kg以上収穫し、毎年着実に収量を伸ばしています。収穫した実でジャムを作り、OB・OGの方に売る形が定着すれば、より継続的に農・食・緑に関われるものと思います。

 


WAVOC公認プロジェクト「農と食と緑の学校」

 

2008年に発足した学生ボランティア団体。福井県にある耕作放棄地を再生し、ブルーベリーを栽培、収穫することによる放棄地の有効利用と、学生へ農村体験の場を提供することで農と食に触れるきっかけをつくっている。

 

8月ツアー
日程:7月30日(木)~8月2日(日)
場所:福井県坂井市三国町「おけら牧場」