早大生が行く(旧「現場レポート」)

2013年12月9日

  • ▲医師でもある若杉教授の講演

男女共同参画推進室主催の講演会
「人口・リプロダクティブヘルス・ジェンダー
─産む性・育てる性と私の人生─」(10月18日開催)に参加して

法学部3年 原  聡子 (はら さとこ)


 本講演会は、医師でもある若杉(わかすぎ) なおみ筑波大学大学院教授が、人口問題、リプロダクティブヘルス、ジェンダーの3つを互いに関連あるものとして捉える新鮮で興味深い内容でした。特に、副題の「産む性・育てる性」が必ずしも女性を指すわけではないということが印象に残りました。私は、性差による差別や逆差別に違和感を覚え、オープン教育センターの「ジェンダーを考える」を履修したものの、無意識のうちに産む性=女性と決め付けていました。しかし、精子なくして子は産まれません。親である以上、子を産み・育てる性であるという、至極当然のことに気付かされ、自分の偏見を指摘された衝撃が走りました。また、非嫡出子への差別問題が少子化の一因であるとのお話にも感銘を受けました。日本の少子化を是正するためには、社会制度や福祉制度の充実、男性の育児意識の強化、そして非嫡出子への差別の解消が不可欠です。また、世界の人口爆発を抑制するためには、発展途上国での避妊の普及や女性の実質的な拒否権の確保が求められ、人口問題とジェンダー差別の問題は無関係ではありません。今後もこうした講演会に積極的に参加し、ジェンダー差別の解消の前提となる正しい知識を得て、さらに、自らも発信していきたいと思いました。